陶芸家 坂爪勝幸 穴窯で焼成した無釉薬の焼締め陶、織部、金継の器等、陶芸作品と造形作品
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陶芸家 坂爪勝幸 ネオラグーン・趣旨

趣旨
陶芸家 坂爪勝幸 ネオラグーン

 1990年代に入り、アジアの現代美術は国際展の寵児となった。ポスト・モダニズムの動向であるグローバリズム、ポスト・コロニアリズム、リージョナリズム、あるいはジェンダリズムを追い風に、これほどアジア美術が世界各地で開催されている国際展で台頭したことはなかった。それは空前のできごとであると言ってよい。

 アジア美術の台頭は、西欧近代一辺倒で積み重ねられた20世紀までの地球の歴史に終止符を打ち、来るべき21世紀に向けての大きな希望の星でもある。しかし、果して20世紀末の時代に台頭したアジアと言う希望の表象はそのまま21世紀に順当に受け継がれるものなのであろうか。そうは思えない不安要因も無数に抱え込んでいるのが現在の人々の時代観ではないだろうか。
 なにより、20世紀末のアジアの台頭は、多くの空白/余白の地域/民族の表象をつくった。おおまかなエリアで言えば「北東アジア」がそのひとつである。歴史的に地勢的にもっとも日本に近いエリアは依然、現在においても文化交流の空白と歴史の忘却の淵に置き去りにされている。

 新潟は地理的に北東アジアに過去も現在も窓口を開いてきた。新潟はこの北東アジアとの文化交流を行う必然性をもっているのである。まだ、十分には紹介されていないアジア、太古からの交流の歴史を重ねつつ、近代に断絶を抱えてしまったアジア、過去を抱えつつ未来に向かって共に歩もうとしているアジア−ここにはまだ見えない無数の新しい希望と不安のイメージが芽吹こうとしている。

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